アサヒロジスティクス株式会社が選ばれる理由とは
アサヒロジスティクス株式会社という会社をご存知でしょうか。アサヒロジスティクスは、日本有数の運送会社として知られています。現在は、コロナ需要などもの影響もあり、順調な経営を続けています。他業種からの転職者も多いアサヒロジスティクスは、競合の多い運送業界において、どのように現在の地位を築いたのでしょうか。
アサヒロジスティクス株式会社の基本情報
アサヒロジスティクスは、本社を埼玉県のさいたま市大宮区に構える運送会社です。創業は1945年とのことですので、すでに創業から80年近くが経過した老舗の運送会社となっています。創業当初は、創業者である横塚元吉さんが、個人で行っていたそうです。創業当初は、当時の大手乳業メーカーを相手にした、原乳輸送サービスが主な業務内容となっていました。
そして、会社が設立されたのは1950年と、創業から5年後のことになります。設立当初の社名は旭運輸株式会社でした。現在の社名に変更されたのは、創業から55年が経過した2000年の事になります。現在の代表は、2013年から代表取締役社長を務めている横塚元樹さんです。関東を中心に物流センターや営業所を展開している他、グループ会社として株式会社フレッシュ・ロジスティックやデイリースタッフ株式会社、アサヒオートサービス株式会社、スマイルサービス株式会社などを束ねるなど、規模の大きな企業へと成長しています。現在では、創業当初の原乳の輸送だけでなく、コンビニやスーパーマーケット、レストラン、居酒屋など店舗への食品輸送が主なサービス内容となるなど、日本社会を食の面から支えています。
アサヒロジスティクス株式会社がここまで発展した要因
アサヒロジスティクスは、親子三代で経営している企業です。創業当初の運送業は、いわゆる3Kと呼ばれていた職業だったため、社会的な地位が低く苦労したそうです。しかし、その後、先代の横塚正秋さんに社長を交代した際に、待遇の改善が積極的に行われました。その時代は、バブル景気により国民総生産がアメリカを抜いて世界第1位になった年でもありました。
急速に移り変わる時代に、売り上げだけでなく社員の待遇に着目し、実行したアサヒロジスティクスは、大きく成長を遂げることとなりました。「24時間戦えますか」が流行語になっていた時代に、休日の増加や福利厚生の導入、環境整備を積極的にすすめるなど、働いているスタッフのためにおこなった取り組みは、スタッフの満足度をあげ、サービスのクオリティの向上にも大きな影響を与えています。
三代目社長 横塚元樹さんの試み
アサヒロジスティクス株式会社は、現在の横塚元樹さんにトップが代替わりした後も、これまでと同様に、革新的な社内改革を続けています。その一つが人材育成です。これまで物流業界で働いた経験のない人材も、しっかりと働くことができるような教育体制の構築に力を入れ続けています。運送サービスは、マンパワーが重要な役割を担っています。いかに効率的な業務改革を行ったとしても、対応する人材のクオリティや意識が低ければ、リターンを望むことができません。
アサヒロジスティクスでは、コロナ不況による失業者の増加に合わせ、他業種からアサヒロジスティクスに転職する方も増えているそうです。そういった方の生活を安定させ、日本経済を支えているのもアサヒロジスティクスの大きな役割となっています。